変動金利型はどのような金利タイプなのですか?@
変動金利型は、
年2回※金利の見直しがあり、
利息と元金部分を調節する金利タイプです。
また、5年間は毎月返済額は変わりませんが、
6年目にその時点の借入残高に対して
その時点の金利を適用し、
次の5年間の毎月返済額を算出
(旧返済額の1.25倍が上限)します。
変動金利型はどのような金利タイプなのですか?@
つまり、金利が上昇する局面では、
利息部分が多くなって
元金部分の返済が減りますから
借入残高が多く残ってしまいますが、
反対に、金利が下降する局面では
借入残高が少なくなります。
このように、
固定金利期間選択型5年と比べると、
変動金利型は、
5年後の借入残高が未確定である
という特徴があります。
ちなみに、変動金利型の6年目以降は、
大幅に金利が上昇した場合でも
旧返済額の1.25倍以上には上がりませんが、
この場合、切捨てではなくて
最終回に一括返済する仕組みになっていますので
注意してください。
※基準日は3/1、9/1です。
変動金利型の金利見直し条件とは?
変動金利型の金利見直し条件は
以下のようになっています。
●利率に変動があった場合でも、10/1を5回経過するまでは
毎月返済額の中で元金分と利息分との割合で調整します※。
なお、10/1を5回経過するごとに再計算して
毎月の新返済額を決定します。
※毎月返済額は5年間変更なしですが、5年後の借入残額が確定しませんので、金利の上昇局面では利息分の支払いがかさみ借入残高は減りません。逆に、金利の下降局面では利息が減った分を元金返済に回せますから借入残額も減少します。
●年2回(3/1、9/1)の短期プライムレート連動長期貸出金利の
当行最優遇金利(期間3年超)の水準を基準にして、
各4/1、10/1から適用金利を決めます。
ただし、基準日の3/1、9/1以降、次回基準日までに
短期プライムレート連動長期貸出金利(期間3年超)が
0.5%以上乖離した場合は、
1か月後の応答日から適用金利を見直しすることになっています。
有利なのは固定金利期間選択型5年と変動金利型のどちらですか?
平成19年4月現在、
固定金利期間選択型5年は3.65%、
変動金利型は2.625%です。
この場合ですと、
どちらも当初5年間は、
毎月返済額は同じになりますので、
低利な変動金利型の方が有利です。
しかしながら、変動金利型の場合、
当初5年間は毎月返済額が一定ですが、
金利は年2回見直され、
利息と元金部分が調節されているので
5年後の借入残高が確定できないというデメリットもあります。
選択の際には、
その辺のところもよく考えてから選ぶようにしたいものです。