不動産の類型、リート、マスター・リースとは?

不動産の類型とはどのようなものですか?@

不動産の類型というのは、
鑑定評価上の不動産の分類方法のことです。

 

具体的には、鑑定評価の際には、
不動産の有形的利用と権利関係の
態様に応じた分析が必要になりますが、

 

不動産の類型とは、
不動産の有形的利用と権利関係の
態様に応じて区分される
不動産の分類のことをいいます。

不動産の類型とはどのようなものですか?A

また、これには、次のものがあります。

 

■宅地の類型
更地、建付地、借地権、底地、区分地上権等があります。

 

■建物とその敷地の類型
自用の建物とその敷地、貸家とその敷地、借地権付建物、
区分所有権とその敷地等があります。

リートとは?

リート(REIT)というのは、
不動産投資信託形態の1つで、
不特定多数の投資家から集めた資金で
不動産を保有し、

 

そこから生じる運用利益が
投資家に配当される商品のことをいいます。

 

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マスター・リースとはどのような契約ですか?

マスター・リースというのは、
不動産の賃貸借における契約形態のことです。

 

具体的には、
不動産を賃借する権利の譲渡
あるいは転借を行なう者が、

 

不動産の所有者と締結している
賃貸借契約のことをいいます。

 

例えば、アセット・ファイナンスの
セール・リース・バック型において、

 

オリジネーターは所有権を
信託譲渡した信託銀行より、
自ら賃借人として賃借(リース)しますが、

 

テナントビルを流動化する場合には、
テナントに対して転貸借しなければなりません。

 

この場合、信託銀行とオリジネーターとの間の
リース契約を、マスター・リースといいます。

 

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