法定地上権とはどのような権利ですか?
法定地上権というのは、
民法が定める土地利用に関する権利のことです。
地上権は、本来は
契約で設定されるものですが、
法定地上権は、
民法の規定によって強制的に設定されます。
法定地上権が設定されるケースは?
法定地上権が設定されるケースは、
抵当権設定当時同じ所有者が持っていた
土地や建物に抵当権が設定され、
後に抵当権が実行されてしまった結果、
土地の所有者と建物の所有者が異なることになった場合で、
建物所有者のために設定されます。
なお、これは、同一所有者に属する土地、
あるいはその上にある建物の一方について、
抵当権が設定され、
それが実行された場合には、
建物はその存立根拠を失ってしまいますので、
建物のために設定されることによります。
名義書換料とはどのような金銭のことですか?
名義書換料というのは、
不動産の賃貸借等において、
当事者間で授受される金銭のことです。
具体的には、借地権、借家権の
譲渡・転貸の承諾代価として、
賃借人から賃貸人に支払われる金銭のことをいいます。
民法上の名義書換料は?
民法では、賃借人の
借地権、借家権の譲渡・転貸は、
賃貸人に承諾を要するとしています。
なので、賃借人がこれらの
譲渡・転貸を可能にするため、
賃貸人の承諾を得るために金銭が支払われます。
申込証拠金とはどのような金銭ですか?
申込証拠金というのは、
不動産に係わる金銭のことです。
具体的には、住宅の購入を申し込む時に、
購入の意思を表すために支払う金銭のことをいいます。
売買契約後は?
一般的には、申込証拠金は、
売買契約後は、
購入代金の一部に充当され、
契約に至らなかった場合には、返還されます。