留保需要、保留床、レバレッジとは?

留保需要とはどのような需要のことですか?

留保需要というのは、
投資行動に関する用語で、

 

具体的には、
資産の所有者がその資産を手放さないで、
自ら保有し続けようとする需要のことをいいます。

どのような場合に留保需要が問題となりますか?

これは、特に
土地の場合に問題となります。

 

土地の保有者が手持ちの土地を売るか、
それとも留保するかどうかの決定というのは、
土地の売却価格いかんに関係します。

 

土地の保有者にとって、
将来の土地収益の予想に基づいて求めた
土地価格(需要者価格)よりも
売却価格の方が高いのであれば、

 

土地保有者は土地を売り、
反対に、
売却価格の方が低ければ売らないということになります。

保留床とはどのようなものですか?

保留床というのは、
市街地再開発事業における床の区分のことです。

 

具体的には、市街地再開発事業で、
再開発ビルの敷地や床に関する権利のうち、
権利者が取得した部分(権利床)以外の部分のことをいいます。

 

ちなみに、この保留床を処分することにより
事業費がまかなわれます。

レバレッジとはどのようなものですか?

レバレッジというのは、
もともとは「てこ」という意味ですが、
不動産金融による投資効果のことです。

 

具体的には、外部の低利借入を利用して、
自己資本の投資利回りを引上げることをいいます。

レバレッジのメリットは?

ファイナンスにおいて、
当初に借入をして得た元手を大きくすることにより、
投資が成功した際に
ROE(自己資本投資利回り)を高めることができます。

 

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